個人が採取した山の幸・里の幸を缶詰・ビン詰に加工します

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「もりおかのかんづめ屋さん通信」では採取情報、下処理のアドバイスをご案内しております。

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はじめに

原材料の処理から容器に詰める工程までは、お客様に行っていただいております。

加工不良を防ぐ為、以下の手順と注意事項をお読みの上で加工をお願いします。

タケノコは鮮度が落ちやすく、臭いもつきやすい原料です。

鮮度を保ちながら加工する為には、採取したその日のうちに下処理をすることをお勧めします。

<理想的な進め方>

  1. 採取
  2. その日の夕方迄に茹でる&皮を剥く
  3. 容器に合わせた長さに切る
  4. 一晩流し水でアク抜きをする
  5. 翌日できるだけ早くに容器に詰めて当店へ
タケノコ(竹の子)の加工準備

【1】タケノコを採取したら、出来るだけ速やかに茹でる。

・沸騰したたっぷりのお湯に入れ、必ず再沸騰するまで茹でてください。加工用の場合、再沸騰後2〜5分茹でれば充分です。

【2】すぐに流水で冷やす。

・まずは完全に冷やしてください。温みが残ると腐敗するのが早くなり、臭いが付きます。流水にしておくのがオススメです。

【3】タケノコの皮をむく。

・先端から根元に向かってむくと簡単に向けます。
・先端の柔らかい部分にはアクが多く含まれています。出来るだけキレイに取り除いたほうがアクが抜けやすくなります。
・お客様によっては、太い方がより長く入るように先端の部分を切り落とす方もいらっしゃいます。

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詳しくは店頭にて

【4】缶またはビンの長さに合わせてカットする。

・まな板に印をつけ、数本まとめて先端を揃え、一度にカットすればきれいに切りそろえる事が出来ます。(当店にまな板の見本がありますよ)
・キレイに切り揃えておくと、ビン詰や缶の開封時の見栄えが格段によくなります。

[ブログ記事もご覧下さい!]
*切り落とした竹の子は?

【5】流水でアク抜きを6〜8時間する。

・タケノコ水煮で一番大切な工程です。

「加工後の水が濁る」「腐敗が早い」「臭いが付いた」などの原因の多くは流し水によるアク抜きが不十分な為です!

大事なのはこの3点!

1. 水が動く状態をつくり(流し水)、タケノコからアクが押し出されるようにする。
2. 全体の水が対流するようにホースは下に設置する。
3. 流し水によって水温が上がるのを防ぐ。

■タケノコを入れても余裕がある大きめの容器と、容器の底まで届くホースを用意してください。
…小さい容器ですと十分に水が回らず、タケノコからアクが押し出されません。

■タケノコを入れ、「水が下から上へ流れ出るように」ホースを下のほうへ通してください。
…水を上から入れるだけ、またはホースを上部に設置すると、下方のアクが抜けず、またアクが溜ります。

■必ず流し水で行って下さい。
…溜め水では水が動かず、アクが押し出されないまま残ります。
…流し水は、水温を下げておくためにも重要です。特に6月に入って鮮度が落ちる多くの原因は「溜め水に常温で放置」した為です。

■流水の水量はその時の気温、水温によって違います。
…6月上旬のであれば「鉛筆程度またはそれよりも細く」
…日中は水量を多くし、直射日光を避け、できれば屋内で行って下さい。直射日光に当たると白く変色し、鮮度が極端に落ちます。
…できるだけ夜間にアク抜きをした方が水量を節約できます。

・ビン詰・缶詰に加工した時に水が濁ったりタケノコに白い成分が付着する原因は、アク抜き不足です。
アクは加工時の加熱によって再びタケノコの外へ出てきますので、事前に十分アク抜きをしておく必要があります。

<タケノコのアク>

アクは、タケノコに含まれるチロシン(アミノ酸が主成分)が原因です。鮮度が良い時は大事な旨味成分ですが、同時に腐敗した時の臭いの一因でもあります。

健康上の害は無く、加工品を開封した時に万一タケノコに付着していても召し上がる事ができます。気になる方は洗い流してから召し上がって下さい。

・もし加工後、また開封時に容器内の水が濁っていたら、アク抜きが不十分だったと考えられます。

・特に事情を知らない方は、アクの白濁を「腐敗缶・ビン」として誤解される場合があります。お客様ご自身のためにも贈答用にお使いになるのはご遠慮下さい。

・アク抜きをするタイミング、場所など詳しくは当店ブログ「たけのこ」に関する記事をご覧下さい。

・アク抜きをし過ぎると味気ない、水っぽいタケノコになります。一定時間アク抜きをした後は、ビニールまたは容器に水を入れて必ず冷蔵庫で保管してください。冷蔵庫に入れないと臭いが発生して腐敗します。

・アク抜きを十分に行っていても、鮮度が落ちると水が濁ります。

[ブログ記事もご覧下さい!]
*「水が濁りました」
*日中の水温上昇にご注意ください!
*鮮度が落ちた=アメた!
*水にさらし過ぎるとこうなります
*【重要】鮮度の判断はお客様ご自身で!
*気温が高い日のアク抜き方法
*気温上昇!鮮度管理にご注意下さい
*採取翌日に加工できない場合は

【6】容器に詰める。

・当店にお越しいただき店内で詰める事も出来ますが、繁忙期は大変込み合います。初めての方以外は、先に容器をお買い求めいただき、ご自宅でゆっくり詰めるほうがオススメです。

・ご自宅で詰める場合は、下記をよくお読みの上で容量を守ってお詰めください。

容器に詰める際に

★タケノコ用に使用できる容器は下記の通りです。

*4号缶/タケノコ写真付き(缶切り必要な缶)
*4号缶/無地ノーマル(缶切り必要な缶)
*4号缶/無地プルトップ(缶切り不要な缶)
*ビンLLサイズ
*ビン L サイズ

★容器へマジック(黒・油性)でお名前をお書きください。

缶の場合…缶裏へ(プルトップ缶はフタの部分へ)
ビンの場合…キャップへ

必ず黒のマジックでお願いしています。加工時の蒸気に当たると、特に赤色緑色は色が落ち、さらに下に置いた別のお客様のタケノコに色が付着します。

たくさんのお客様の分を一斉に加工します。加工後の仕分けはご記入の文字、筆跡をもとに行っております。必ず同じようにお書き下さい。

イニシャルや屋号は間違いやすいためご遠慮いただいております。
自家用にするため、状態がわかるようにするために印をつけるのは問題ありません。

★容器の内側に収まるように詰めてください。

缶詰 全て 中ビン(L) 大ビン(LL)
長さの目安 10.5cm以内 11.0cm以内 15.0cm以内
重さ
(容器込)
350g以内 550g以内 1 kg以内

★容器に詰め過ぎないでください。

水が十分に入らないと空気を抜く事が出来ず加工不良の原因となります。必ず指定容量内でお願いします。

危険だと判断した場合、加工をお断りする事があります。

★容器に詰めた後はお早めにお持ちいただくか、冷蔵庫等の涼しい場所で保管してください。

タケノコは鮮度がすぐに落ちます。時間が経つにつれて変色したり臭いが発生してきます。お刺身と同じ『生もの』として温度管理をしてください。特に6月以降は気温が上がりますので特に注意が必要です。

[ブログ記事もご覧下さい!]
*たけのこ加工・これは困ります…その1(土付きは×です)
*たけのこ加工・これは困ります…その2(はみ出しは×です)
*きれいに見える詰め方とは

加工後のお受け取り

★加工受付の際に「引換券」をお渡ししております。

通常、1〜3日後のお渡しになります(※受注状況による)。

★お受け取りの際は必ず「引換券」をお持ちください。

当店では沢山のお客様のお品物を同時にお預かりしております。間違いを防ぐ為に「お客様のお名前」ではなく「受付番号」にて管理しております。

保管場所が限られているため「番号順」ではなく「受付個数・種類別」で倉庫に保管しています。引換券がありませんと内容がわからず速やかに探し出す事が出来ませんので、必ず引換券をお持ちくださいますようお願い申し上げます。

※引換券を紛失された場合は、お名前・受付日・加工した種類・個数をお知らせ下さい。


「たけのこ」 缶詰・ビン詰のつくり方(PDFファイル)

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