個人が採取した山の幸・里の幸を缶詰・ビン詰に加工します

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はじめに

原材料の処理から容器に詰める工程までは、お客様に行っていただいております。

加工不良を防ぐ為、以下の手順と注意事項をお読みの上で加工をお願いします。

<ご注意ください!>

 フキ加工は毎年

6月10日より受付開始です。

それ以前の加工はご遠慮いただいております。

加工用のフキは、熱を長い時間かけて加工する為、普段採取してすぐに食べるものより「硬いもの」が向いています。あまり早い時期に採取・加工すると柔らかく仕上がります。目安として、6月中旬以降が最適です。

※柔らかいフキをお預かりした場合、加工時の加熱時間を短くする事はできません(殺菌時間が決められているため)。加熱時間に耐えられる、加工に適した時期のフキで加工をお願いします

色よく歯触りの良いフキ水煮に仕上げるには、いくつかの注意点があります。

※煮足りないと黒くなります。
※アク抜きが足りないと黒くなります。必ず流水でのアク抜きが必要です。
※加工用には重曹を使用しないでください。加工用には柔ら過ぎる仕上がりになります。また変色する場合があります。

市販されている一般的なフキ水煮の加工品は、酸化防止剤(ビタミンC)を使用したり、着色料または発色をよくするための添加物を使用して、色よく仕上げています。

当店での加工は添加物を一切使用せずに加工しますが、お客様の下処理次第で美味しく発色の良いフキのビン詰・缶詰を作る事ができます。

タケノコ同様、またそれ以上に注意が必要ですが、ぜひお試し下さい!とても喜ばれるビン詰・缶詰ができますよ!


フキの加工準備

【1】フキを採取する。

加工用には通常より硬めのフキが適しています。加工には2時間程度の熱を加えて加工しますので、硬めのフキを加工すると丁度良い硬さに仕上がります。

加工せずに召し上がるのに丁度良い硬さのフキは、加工用には不向きです。通常の適期が少し過ぎたものが加工に適しています。

【2】出来るだけ速やかに、たっぷりのお湯で茹でる。

必ず沸騰した充分な量のお湯に入れてください。お湯にかからない部分は黒く変色します。

必ず再沸騰またはその程度まで、全体に熱が伝わるまで茹でて下さい。加工用ではないフキは茹で時間が短いですが、加工用の場合茹でる時間が短いと、水に入れ冷ました後に黒く変色します。茹でた直後にはわからないので特に注意が必要です。その為にも柔らかいフキは不向きです。

※変色した、柔らかくなった場合はこちらの「よくあるご質問Q&A」もご覧下さい。

★当店の加工は着色料を使用していません。ちょっとのコツできれいな色を出すことが出来ますよ!

キレイな発色の良いフキを作るには

■塩を入れて煮る。

茹でる前に塩で揉んでから茹でる、という方もいらっしゃいます。海水程度またはそれより薄くなるように入れてください。
※流水でアク抜きをしている間に塩気が抜けます。

■銅を入れて煮る。銅鍋で煮る。

銅イオン効果は緑色の食材の発色を良くします。ワラビなどにも向いていますよ!銅鍋が一番ですが、お持ちでない方は銅線や銅板、大量の10円玉などを一緒に入れて煮るのも効果的ですよ。
※鉄は絶対使わないで下さい!フキが黒くなります!

【3】すぐに流水で冷やす。

茹であげたらすぐにたっぷりの水に入れます。できるだけ早く冷やすと発色も良くなります。
茹でたまま放置するとアクが黒く変色し、フキから抜けにくくなります。

水温を上げないために流水を加え続ける、氷を入れると効果的です。

【4】フキの皮をむく。

アク抜きの前に皮を剥きます。皮を剥かずに放置すると黒く変色します。

剥き残しがあるとその部分が黒く変色します。

【5】缶またはビンの長さに合わせてカットする。

使用できる容器およびフキの長さは下記の通りです。

缶  詰 中ビン(L) 大ビン(LL)
長さの目安 10.0cm以内 11.0cm以内 15.0cm以内
重さ
(容器込)
350g以内 550g以内 1 kg以内

※タケノコよりも短めに切り揃えてください。タケノコは多少長くても曲がってくれますが、フキは曲がってくれず、フタができません…。加工不良、事故発生につながります、ご協力お願いします。

開封時にキレイに見せるためには、長さをキレイに揃える事が重要です。数本まとめて先端を揃えてカットすればきれいに切りそろえる事が出来ます。

フキはタケノコよりも短く切ってください。
※タケノコとは違い、容器内で曲がったり折れたりすることが出来ないためです。

※受付時に長いと判断した場合、その場でカットし直していただくか、加工をお断りしています。そのまま加工に入る事はできません。

【6】流水でアク抜きを6時間以上する。

アクは溜め水だけでは十分に抜けません。必ず流し水で行ってください。(流す水は少量ずつでかまいません。)

フキのアクは黒いため、アク抜きが足りないと残留したアクが黒くなります。

鮮度が落ちると臭いが発生します。一度ついた臭いはとれません。できるだけ日光に当たらない、夜の涼しい時間帯にアク抜きをしてください。

【7】容器に詰める。

必ず容器からはみ出ないように詰めて下さい。

当店にお越しいただいて店内で詰める事も出来ますが、繁忙期は大変込み合います。先に容器をお買い求めいただき、ご自宅でゆっくり詰めるのがオススメです。

詰める際は下記をよくお読みの上で、容量と長さを守ってお詰めください。

容器への詰め方など、フキ加工に関する情報は当店ブログ記事「フキ情報」もご覧下さい。

容器に詰める際に

★容器へマジック(黒・油性)でお名前をお書きください。

缶の場合…缶裏へ
ビンの場合…キャップへ

たくさんのお客様の分を一斉に加工します。加工後の仕分けはご記入の文字、筆跡をもとに行っております。必ず同じようにお書き下さい。
イニシャルや屋号は間違いやすいためご遠慮いただいております。
自家用にするため、ご自身でわかるようにするための印をつけるのは問題ありません。

★容器の内側に収まるように詰めてください。

指定より長いと蓋をする事が出来ません。特にフキの場合、無理に力を加えても折れたり潰れることが難しいので、必ず長さを守っていただいております。

長過ぎると水が入りにくく、フキ上部が変色したり加工不良の原因になります。
また缶切りで開けた際、フキが傷つきます。

★容器に詰め過ぎないでください。

水が十分に入らないと空気を抜く事が出来ず加工不良の原因となりますので、必ず指定容量内でお願いします。お守りいただけないと加工をお断りする事があります。

特にフキはタケノコよりも水が入りにくいので、余裕をもって詰めてください。

※水が足りないと…
空気を十分に抜く事ができずに加工不良になります。
熱が十分に伝わらずに加工不良になります。

★容器に詰めた後はお早めにお持ちいただくか、冷蔵庫等の涼しい場所で保管してください。

煮た後のフキは鮮度がすぐに落ちます。時間が経つにつれて変色したり臭いが発生してきますので『生もの』として取り扱ってください。特に6月以降は気温が日々上がりますので特に注意が必要です。

加工後のお受け取り

★加工受付の際に「引換券」をお渡ししております。

通常、1〜3日後のお渡しになります(※受注状況による)。

★お受け取りの際は必ず「引換券」をお持ちください。

当店では沢山のお客様のお品物を同時にお預かりしております。間違いを防ぐ為に「お客様のお名前」ではなく「受付番号」にて管理しております。

また、小さい店ですので「番号順」ではなく「受付個数・種類別」で倉庫に保管しています。引換券がありませんと内容がわからず速やかに探し出す事が出来ませんので、必ず引換券をお持ちくださいますようお願い申し上げます。
※引換券を紛失された場合は、お名前・受付日・加工した種類・個数をお知らせ下さい。


「ふき」 缶詰・ビン詰のつくり方(PDFファイル)

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