【1】フキを採取する。
加工用には通常より硬めのフキが適しています。加工には2時間程度の熱を加えて加工しますので、硬めのフキを加工すると丁度良い硬さに仕上がります。
加工せずに召し上がるのに丁度良い硬さのフキは、加工用には不向きです。通常の適期が少し過ぎたものが加工に適しています。
【2】出来るだけ速やかに、たっぷりのお湯で茹でる。
必ず沸騰した充分な量のお湯に入れてください。お湯にかからない部分は黒く変色します。
必ず再沸騰またはその程度まで、全体に熱が伝わるまで茹でて下さい。加工用ではないフキは茹で時間が短いですが、加工用の場合茹でる時間が短いと、水に入れ冷ました後に黒く変色します。茹でた直後にはわからないので特に注意が必要です。その為にも柔らかいフキは不向きです。
※変色した、柔らかくなった場合はこちらの「よくあるご質問Q&A」もご覧下さい。
★当店の加工は着色料を使用していません。ちょっとのコツできれいな色を出すことが出来ますよ!
【3】すぐに流水で冷やす。
茹であげたらすぐにたっぷりの水に入れます。できるだけ早く冷やすと発色も良くなります。
茹でたまま放置するとアクが黒く変色し、フキから抜けにくくなります。
水温を上げないために流水を加え続ける、氷を入れると効果的です。
【4】フキの皮をむく。
アク抜きの前に皮を剥きます。皮を剥かずに放置すると黒く変色します。
剥き残しがあるとその部分が黒く変色します。
【5】缶またはビンの長さに合わせてカットする。
使用できる容器およびフキの長さは下記の通りです。
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缶 詰 |
中ビン(L) |
大ビン(LL) |
長さの目安 |
10.0cm以内 |
11.0cm以内 |
15.0cm以内 |
重さ
(容器込) |
350g以内 |
550g以内 |
1 kg以内 |
※タケノコよりも短めに切り揃えてください。タケノコは多少長くても曲がってくれますが、フキは曲がってくれず、フタができません…。加工不良、事故発生につながります、ご協力お願いします。
開封時にキレイに見せるためには、長さをキレイに揃える事が重要です。数本まとめて先端を揃えてカットすればきれいに切りそろえる事が出来ます。
フキはタケノコよりも短く切ってください。
※タケノコとは違い、容器内で曲がったり折れたりすることが出来ないためです。
※受付時に長いと判断した場合、その場でカットし直していただくか、加工をお断りしています。そのまま加工に入る事はできません。
【6】流水でアク抜きを6時間以上する。
アクは溜め水だけでは十分に抜けません。必ず流し水で行ってください。(流す水は少量ずつでかまいません。)
フキのアクは黒いため、アク抜きが足りないと残留したアクが黒くなります。
鮮度が落ちると臭いが発生します。一度ついた臭いはとれません。できるだけ日光に当たらない、夜の涼しい時間帯にアク抜きをしてください。
【7】容器に詰める。
必ず容器からはみ出ないように詰めて下さい。
当店にお越しいただいて店内で詰める事も出来ますが、繁忙期は大変込み合います。先に容器をお買い求めいただき、ご自宅でゆっくり詰めるのがオススメです。
詰める際は下記をよくお読みの上で、容量と長さを守ってお詰めください。
容器への詰め方など、フキ加工に関する情報は当店ブログ記事「フキ情報」もご覧下さい。
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